ドゥアン・パニャルアン君

ドゥアン君は4人兄弟の次男で、16歳のお兄さん、小学校1年生の弟、3歳の妹がいます。16歳のお兄さんは家の仕事を手伝うため、小学校5年生の時、学校を止めました。2年前からはタイに出稼ぎに行っているので、ほとんど連絡が出来ないそうです。ドゥアン君の両親は小さな畑で稲作とスイカの農業をしています。生産されたお米は5人家族が食べるにギリギリな量なので、スイカを売って得られる収入は年2百万キープ(2万四千円ほど)で生活をしていかなくてはいけません。月1200円の収入では、子どもの学用品を買う余裕はとてもないので、もし奨学金をもらえなかったら、ドゥアン君もお兄さんのように学校を辞めるしかなかったと思います。他の奨学生のようにドゥアン君もほとんどの家事を担っています。朝5時に起きてご飯を炊いて、動物に餌をあげて、皿を洗ってから、小1の弟とともに3キロも離れている学校に歩いて行きます。朝早くから忙しく働いて疲れてもいるはずですが、ドゥアン君は学校に行くのが大好きです。学校に行って友たちと一緒に勉強して遊ぶのが一番楽しいそうです。彼は今年で小学校を卒業することになりますが、中学校に行けなくなるかもしれないと心配しています。一番近い中学校は7キロも離れているし、親には中学校での勉強に必要な学用品を買う余力がないからです。

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