自分たちの活動に意味があるのかーそれをただ確かめたかった。

自分たちの活動に意味があるのかーそれをただ確かめたかった。

◼︎松林さんは今年大学を卒業するんですよね。何年もSTUDY FOR TWOで活動してきて、どうして今年初めてスタツアに参加しようと思ったんですか?

私が参加したキッカケは、メンバーへの反発からでした。
ある日、夏のスタディーツアーに参加したメンバーと話していました。
私にとって印象的だったのは、「STUDY FOR TWOの活動に、自信が持てなくなった」という言葉でした。
ラオスには学用品のほかにも、支援すべきものがあるというのです。

この時私が思ったことは、「最適な支援方法がわからないから、自信を無くすのではなく、支援方法を模索し続け、改善していくことのほうが、ずっと重要だろう」ということでした。
私は、活動の意味と、まだ足りないものを探るために、春のスタディーツアーに参加することを決めました。

◼︎ 活動に対する想いが揺らいだメンバーを見て強い想いが芽生えたんですね。それでは実際にご自身で参加してどう感じましたか?

私が感じたのは、「私たちの支援には、間違いなく意味がある」ということでした。
とある奨学生の家を訪問したとき、「高校まで進学して、将来は先生になりたい!」という少年と出会いました。
その母親に、「この子が高校へ行くには、何が必要ですか」と尋ねたところ、「文房具」と回答をいただきました。
学費(年間1500円程度)に比べ、文房具(年間6000円程度)のほうが高いのです。
また、文房具を買おうにも市場が近くになく、開催している頻度も低いため、入手が困難とのことでした。

別の奨学生と話をしたときは、「制服がほしい」といっていました。10歳の女の子でした。
「以前、奨学金でもらった制服2着を、毎日洗って学校に行っています。もう一着あるとすごく助かります。」とのこと。
各家庭で、支援した学用品が役に立っている話は、いくらでも聞くことができました。

もちろん僕らの支援体制は、万全ではないことも感じました。
質問をする中で、「まだ支援できていないもの」もたくさん見つかりました。今回は特に意見が多かった、2つのことを紹介します。

1.教員不足
農村部の学校は、慢性的な教員不足を抱えています。
教員になるには、高校を卒業後、専門学校に進まなくてはならないのですが、これには多額のお金がかかります。
多くが12歳くらいで就職する中で、先生になる人は少ないのです。
たとえ先生になったとしても、都会で就職してしまいます。
農村部の学校はお金がないので、給料が滞ることもある様です。

2.通学できない
学校に行こうにも、ラオスの農村部には、電車もバスもありません。
バイクで通学する人もいますが、バイクをもてる家庭は少ないです。
そもそも道路が舗装されていないから、足をつきながらバイクに乗ることになるし、大変です。

◼︎現地で実際に見てみないとわからないことばかりですね…
活動が間違いなく意味がある。ただまだ多くの問題がある。
ということを実感して、今年卒業される松林さんは今後の活動はどのようにあるべきだと考えていますか?

僕らの支援には足りないものがまだまだあります。それでも今回のスタディーツアーで得られたものは、「僕らの支援には意味がある」という感覚と、「よりよい支援方法を、みんなで模索しないといけない」ということでした。
よりよい支援方法を模索するために、多くのメンバーとラオスに行きたいです。
そのためには、スタディーツアーを、より多くの学びが得られるプログラムにしていく必要があると感じました。

松林さんは関西学院大学で1人だけで活動していたこともあるほど熱い志を持った人です。
今年卒業のため、活動には関われなくなりますが、松林さんの熱い想いをメンバー一同共有できたらと願っています。

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